月別アーカイブ: 2021年1月

Good news or Bad news?

私の住むワシントン州には、アメリカで唯一の神社「椿神社」があります。
神主さんはアメリカ人、シアトル市内から1時間ほど北に行った場所にあり、すぐそばを流れる川がとっても澄んでいて、毎回ここに来ると気持ちが洗われるような、そして心から穏やかな気持ちになる、そんな場所です。
私が子どもの頃、神社は遊び場でもあり、お祭りの時には、境内に出た夜店に連れて行ってもらうのが楽しみで楽しみで!そこでまた友達と会ったりすることもとても嬉しかったものです。 たいてい長い階段があって、境内には小さなお社があって、、、

私が思う神社というのは、宗教とかスピリチュアル的な場所ではなく、なんというか日本人の心の拠り所のような場所なのかなと、今になって感じています。
子供心にも、神社に行くと自然に手を合わせて、何かしらお願い事をしたものです。

その椿神社、今年はやはりコロナの影響でずっとクローズされたまま、でもメール予約すれば個々にお祓いや、祈祷をしてもらえます。
毎年のように来ていたにも関わらず今年は難しいかなと思っていましたが、先日やっと初詣を兼ねて行く事ができました。
そのあとの帰り道はすっかり気持ちも新たに清々しい気持ちで、、、となったのですが。実は、この神社に来る前、あるお店に寄る用事があり、その駐車場に車を入れる時、私の前にいた車が駐車場の入り口を間違えてしまい、突然バックしてきて私の車にぶつかってしまったのです!私もバックして避けようとしてる間にガツンとやられてしまいました。幸い怪我はなかったのですが、車のフロント左側のライトが割れ、バンパーもズレてしまってます。

また修理😢

相手が、自分が入り口を間違えてしまい、ごめんなさいと言う事で、警察を呼ぶまでには至らなかったのですが、保険会社に連絡をしていろいろ事細かに事情を聞かれるので説明をしたりで、神社に行くのが大幅に遅れてしまいました。

ちなみに、保険会社とのやりとりでは、お願いすれば日本語通訳を間に入れて貰えます。こういうサービスは病院、裁判所、どこでもあってとてもありがたいです。

あと、私のすぐ後ろにいたドライバーの人が来て「私、事故の様子を見てたので、もし目撃者として必要なら話しますよ」と、その方が電話番号を教えてくれました。

こういうのも日本ではあまり聞かない話ですが、ありがたいなと思いました。

そんな訳で、毎日が淡々と過ぎているようでいろいろな事が起きますね!

お守り2種。


ずっとお休みをしていたボイスレッスンも、オンラインでやれる方法を考えていこうかと思っています。

”自分らしく”とは、、、?

一月も半ばが過ぎましたが、ここワシントン州は長い冬の真っ只中。
来週は雪の予報も出ています。
さて、今月20日、新しい大統領が誕生しました。これまでいろいろとすったもんだがあり、一時はかなり物騒な事も起こりましたが、就任式はなんとか無事に終わったようです。でも、ワシントン州の州都や、ダウンタウンあたりでは抗議デモがあったりして大きな騒ぎになったようです。
私は、アメリカ市民ではなく、移住者としてアメリカに住んでいるわけで、移住前はアメリカが好きで何度となく来ていましたが、当時は一旅行者で、その後アメリカに住むようになり、すでに7年が過ぎました。
でもきっと私が見たり感じたりするアメリカは、私の今までの経験の中だけのもので浅いものなんだろうと思います。7年の生活の中で、アメリカの社会で仕事をしたわけでもないし、ここでは私も一人の外国人、積極的にこちらのコミュニティに参加することもしていません。それにアメリカでは、本当に一人一人のバックグラウンドやスタイルがあって誰の目も気にせずにいられます。なので今の私は、東京にいる時とほとんど変わらないスタンスで生活をしていて、時々”あ〜、ここは日本じゃなくアメリカだった〜”なんて思うこともあります。そういう感じなのであまり偉そうなことは言えませんが。
アメリカもいろいろな問題を抱えていて、特に今回のパンデミックでその問題が更に浮き彫りになったのでは、とも感じます。
暮らしていくうちに、昔はあんなにアメリカに憧れを持っていたり、夢を感じていたのに、今や不思議なことに(残念なことに?)全くそういう思いがなくなってしまったのです。日々、けっこう不合理なことや、アメリカの影の部分が垣間見えたりします。
車で走っていると、信号の脇に立っているホームレスの人達がなんと多いことでしょう。また、見るからに近づいてはいけない感じの危ない人を見ることも多いです。
失業者も多いでしょう。そしてその横を高級車が通り過ぎて行きます。

どんな世界にも光と影があって、どんなに平等や差別のない世界を望んでもそれはただの理想なのかなあ、と。

日米の行き来も更に厳しくなりそうです。こうなると、帰りたい、という心理がもっと強くなります。でも今はまだ帰国の予定も立てられません。
それでなくても最近は、将来、いや近い将来の暮らし方、自分が行く道、行き着く場所などを具体的に考えるようになりました。
どこで、どんなふうに暮らして行きたいか?それを決めるのはいつ?とか、、、
こんな先の見えない時期なのに、将来なんて全然見えて来ません。でも、自分が行きたい方向だけは決めたい、いずれそうなれるように進みたい。それはやっぱり日本にいる、ということです。外に出て日本を見る時、複雑な思いにかられることもあるけど、やっぱり
自分の居場所はここではなく、日本のどこか、、なんだと思います。

アメリカのいいところも沢山あります。意外とみんな助け合いの精神があるし、ボランティア精神や、昔から根付いているホスピタリティの精神。人としてとても尊敬できる部分です。そういうアメリカが見えたのも、やっぱり暮らしてみてわかったことでした。

何だか、アメリカ生活、総括!みたいなことになってしまいましたが、、、
この時期だからこそ、生き方や、これからのことを考える機会なのかもしれないなと感じます。しかし!このアメリカ生活、もう少し続きます。

今はどこにいても、誰とでも繋がれるし、知りたい情報はすぐに得られます。ただ、この情報というのが曲者で、何が本当なのか判断ができなくなりますね。
私もあまり情報を追いすぎないようにしようと思います。

という訳で、今の私はひたすら『食』です。と言っても毎日グルメ三昧というのではなく、バランスよく、三食をしっかり食べるということです。時にはテイクアウトしたりもしますが、常に台所にいて何か作っている気がします。
そうそう、食の他にも、観たかった映画や、もう一度聴きたかった音楽を聴いたりもしています。最近は、メリルストリープの『リッキー & ザ・フラッシュ』に感動!
ロックミュージシャンに扮するメリル、カッコよすぎです!
自分の夢を追い求める代わりに家族を捨てることになる、でもそこに自分の生きる価値というか、信じられるものをもう一度見つけることに、、、
さすが大女優、何十年もバンドをやってきたロックミュージシャンという役がすっかりはまっています。この映画のおかげで、忘れかけていたミュージシャンの気持ちを思い出させてくれました!

”自分らしく生きること”、それは実はとても難しいことのように思えます。大変なことや、嫌なことも受け入れながら生きていかなければいけない。
でも、その中で例え小さなことでも、ささやかなことでも、自分にとっての大切な何かがあるということ、それが自分らしくいられるということに繋がるような気がします。


スタートしたばかりの2021年、今年も”心と体の健康”をモットーにしたいですね。

2021年、どんな年に?

こちらワシントン州も年が明けて、今日は一月2日、朝から雨です。気温は10度近くあるのでそんなに寒くは感じないのですが、何しろ朝8時近くまで暗いので、朝だー!という雰囲気ではありません。

前回のブログを書いた状況とほぼ変わらず、ロックダウンも延長、また延長で、相変わらず家族以外の人との会食もできないので、クリスマスから新年はとにかく静かな静かなホリデーとなりました。

こんな状態ですが、最近気がついたことが一つ。
コロナが騒がれ始めた頃はまだこちらの人にとってマスクをつけることはかなりの抵抗があったと思います。実際、マスクをつける人はアジア人以外はあまりいませんでした。
それが、今はどこに行くにもマスクは必須になりました。
初めの頃は、日本同様、消毒液などと合わせてマスクも品切れになり、どこに行ってもマスクを買うことはできませんでした。もともとアメリカは日本のように、ドラッグストアには必ずマスクを売っている、ということもなかったと思います。
そして、あのトランプさんもコロナにかかりマスクを着用しました。そのあたりからネットやお店でもいろんなマスクが買えるようになりました。
そうなると、さすがアメリカ、いろんなデザインや形のマスクが現れました。
そしてそういうマスクを、今やもうファッションの一部としてしまった、という感じです。
初めは抵抗があったマスクかもしれないけど、いざつけ始めると顔の一部となり、だったらもっとカッコいいものをつけたい、となったのかもしれませんね。
私も去年、日本に帰ったとき初めて、黒いマスクをつけた若者を見たときはちょっとびっくりしたのですが、今はかえってクールに見えたりもします。
またこちらの人はお顔の凹凸がはっきりしているせいかマスクも似合うのですよ!
洋服の色と合わせたり、その人のスタイルに合ったマスクをつけていて、今ではいろんな人のマスクを見るのが密かな楽しみにもなって来ました。

(Amazon.comより画像はお借りしました)

2021年、まだまだ大変な状況は続きそうですが、新しい年が皆さんにとって少しでも実りある、素晴らしい年になりますように!